カンヌ映画祭他、世界の映画祭が熱狂!ナ・ホンジン監督(『チェイサー』『哀しき獣』)待望の最新作
『チェイサー』(2008)では希代の連続殺人鬼を追う男の息詰まる追跡劇を描き、韓国スリラー映画の新しいページを開く鮮烈なデビューを飾り、2作目の『哀しき獣』(2010)では、迫力と疾走感あふれる映像で一人の男の哀しい人生を描き、韓国映画界を支える1人として確固たる地位を築いたナ・ホンジン監督。その待望の新作である『哭声/コクソン』は、2016年5月12日に韓国で公開されNo.1のヒットスタートとなり、その直後に行われたカンヌ国際映画祭では、「近年の韓国映画のベスト!」との声が上がるほど世界でも大きな話題となった。過去2作はスピード感ある展開で手に汗握るスリルを描いたが、本作はじわじわと息の根を止めるようにそのスリルを高めていく。まったく先の読めない展開に、圧倒的な映像で観る者を映画の中へ引きずり込む「哭声/コクソン」はナ・ホンジン監督の新境地だ。
韓国で最も権威ある映画賞「青龍映画賞」で國村隼が男優助演賞ほか二冠達成!外国人史上初の快挙!
実力派俳優たちが揃った韓国映画史上に残る骨太なサスペンス・スリラー!
警官ジョングを演じるのは、ドラマや映画の名脇役として知られるクァク・ドウォン。『哀しき獣』でクァクに出会ったナ・ホンジン監督の大抜擢により、43歳にして本作が初の主演作となった。大ヒット作となった本作以降、新作のオファーが絶えない人気となっている。村人を惑わすよそ者には、日本の俳優・國村隼。その強烈な存在感で韓国の映画ファンを虜にし熱狂的な支持を得、2016 APAN・スター・アワーズでは特別俳優賞を受賞。そして韓国で最も権威のある映画賞のひとつ、第37回青龍賞では男優助演賞と人気スター賞をW受賞し、映画賞史上初の外国人の受賞という偉業を打ち立てた。強烈なインパクトを残す 祈祷師には、『国際市場で逢いましょう』『ベテラン』他、主演作がヒットを続けるファン・ジョンミンなど、ナ・ホンジン監督らしい演技派な役者陣が顔を揃え、韓国映画史上に残る骨太な作品を作り上げた。
村で起きる異常な連続殺人事件。その”真相“は誰の目による”答え“か。
目にするものすら疑わねば真実には辿りつけない。
平和な田舎の村に、得体の知れないよそ者がやってくる。彼がいつ、そしてなぜこの村に来たのかを誰も知らない。この男についての謎めいた噂が広がるにつれて、 村人が自身の家族を残虐に殺す事件が多発していく。そして必ず殺人を犯した村人は、濁った眼に湿疹で爛れた肌をして、言葉を発することもできない状態で現場にいるのだ。 事件を担当する村の警官ジョングは、ある日自分の娘に、殺人犯たちと同じ湿疹があることに気付く。ジョングは娘を救うためによそ者を追い詰めていくが、そのことで 村は混乱の渦となっていき、誰も想像できない結末へと走り出す――
脚本/監督:

ナ・ホンジン

「暴力描写でスリルを与えた前作のやり方を避けたかった。じわじわと進みながらスリル感を高めていくスタイルの映画を作りたかった。
この映画のために長い時間、俳優やスタッフたちと共に走り続けてきた。
非常に困難だったが、十分に価値があると思った。」 ナ・ホンジン監督は、2008年の長編デビュー作『チェイサー』で、大韓民国映画大賞、大鐘賞映画祭など韓国内の映画祭はもちろんのこと、 シッチェス・カタロニア国際映画祭、ドーヴィル・アジア映画祭など世界有数の映画祭でも賞を次々と受賞。その演出力を認められた。その後、 2作目の『哀しき獣』では、圧倒的な緊張感と追い込むようなスピード感で新鮮な衝撃を与えた。そのナ・ホンジン監督が、3作目となる監督作 『哭声/コクソン』では、新たなスタイルの緊張感とスリル、そして一層独創的で強烈な展開を見せる。
警察官・ジョング:

クァク・ドウォン

平凡な警察官で娘を持つ父親。事件現場のこれまで見たこともない異常な状況に動揺を隠せない。事件の発端はよそ者だという噂が広がる中、 娘ヒョジンにまで被害者たちと同じような症状が現れ、疑いが確信となり始める。友人たちと一緒によそ者の家を訪ねて大暴れしたり、祈祷師を家に呼んだりと収拾の つかない混乱の中、彼にはただ娘だけは守らなくてはという思いしかない。
「今までの韓国映画では見られない新しいジャンルの映画だと思った」(クァク・ドウォン)
1974年生まれ。『悪いやつら』の、チンピラのように悪質な検事チョ・ボムソク、『弁護人』の歪んだ愛国心と信念を持ったチャ・ドンヨン警監、『タチャ~神の手~』の極悪非道な闇金業者'チャン・ドンシク'など、作品ごとに爆発的な演技で存在感を放った演技派俳優クァク・ドウォン。『哀しき獣』に続き、ナ・ホンジン監督と2度目のタッグとなった。ナ・ホンジン監督が「『哀しき獣』を撮っていて最も印象的な俳優だった。銃で言えば、とんでもなく射撃精度の高い銃だ。狙いを定めれば、絶対に命中する。『哭声/コクソン』では幅広い演技を求めたが、正確に演じきった。体を壊しそうなほど大変だったにもかかわらず、常に作品に献身的だったし、一度も気が緩んだことがなかった」と絶賛するほど本作で骨身を惜しまない熱演を見せた。
祈祷師イルグァン:

ファン・ジョンミン

被害者たちと同じ症状が現れて苦しむジョングの娘ヒョジンを救うため、村に呼ばれた祈祷師。ジョングの家に着くなりただならぬ気を感じ始める。 ジョングが会ってはいけない相手を挑発し、すべてはそこから始まったと言い、過酷な除霊の準備をはじめる。
「この作品に関われただけでも光栄に思う。自信を持って言うが、10年経ってもこんな映画は出てこないだろう」(ファン・ジョンミン)
1970年生まれ。『国際市場で逢いましょう』(動員数1,426万)から『ベテラン』(1,341万)、『ヒマラヤ~地上8000メートルの絆~』(775万)、『華麗なるリベンジ』(970万) まで主演作が4作連続の爆発的大ヒット。抜きんでた演技力と魅力で信頼を積み重ねてきた彼が、本作の祈祷師イルグァンで新たな変身を遂げた。祈祷師を演じるために ヘアスタイルから衣装ひとつひとつまで念入りに準備し、実際に祈祷師たちに手伝ってもらい除霊シーンの練習をするなど、キャラクターをリアリティを持って演じるために 努力を惜しまなかった。「トランス状態に入った感じを観客に伝えられるのか、とても悩んだ。撮影に先立つテストでは、僕の声や動きのすべてがひとつになるような高い集中力を 感じた。気がつくと本当に原初的な行動を取り始め、あんなに無我の境地で跳びはねたのに、辛くなかった。自分でも驚く瞬間が何度かあった」
山の中の男:

國村隼

静かでのどかな田舎村に現れるよそ者。村で殺人で起こると疑惑の中心となり、彼についての不穏な噂が村をかけめぐる。 でも、彼が何者なのか。その真実は誰も知らない。
「シナリオを読んで感じた”異邦人としての男 “のイメージを、具体化できるか悩んだ。撮影では俳優たちとスタッフが自分の持てるエネルギーをすべて、 惜しみなく注いでいると感じた現場だった」(國村隼)
1955年生まれ。映画を中心に多くの作品に出演し、『萌の朱雀』(河瀬直美監督)で映画初主演。圧倒的な存在感で高い評価を得て大作・話題作への出演が続いている。 本作で〝得体の知れないよそ者″という作品を支配する重要なキャラクターを演じ、その存在感に韓国の映画ファンも熱狂。最も有名な日本人俳優の一人となった。 「國村さんの演技を見てこれが韓国映画と日本映画の差だと感じ、勉強するきっかけをもらいました。カメラが何を望むのか、そして本人の役割に対しても明確に把握し、 素晴らしい演技を披露してくれる。(この映画を作り上げるのに)キャスト全員が苦労しましたが、特に國村隼さんには年齢をも感じさせない熱演を見せてくれたことに 感謝しています。」とナ・ホンジン監督も絶大な信頼を寄せている。多数の海外作品にも出演しており、本年は本作の他にジョン・ウー監督の『追捕 MANHUNT(原題)』、 ヴァンニャ・ダルカンタラ監督の『KOKORO』にも出演している。 Filmography
映画  『忍びの国』『ジョジョの奇妙な冒険』(いずれも2017年公開予定)『海賊とよばれた男』(2016)『シン・ゴジラ』(2016)『ちはやふる 上の句/下の句』(2016)『進撃の巨人 前篇・後篇』(2015)『地獄でなぜ悪い』(2013)など
目撃者ムミョン:

チョン・ウヒ

事件を目撃したという女。現場を守っていたジョングに、自分はすべてを見たと言い、まさによそ者が犯人だという意味深な話をする。目撃者を 見つけたと興奮するジョングを残し、一瞬のうちに姿を消し、ジョングをさらなる混乱に陥れる。
「今まで見てきた作品とは世界が違って衝撃的だった。出演しない理由がなかった」(チョン・ウヒ )
1987年生まれ。『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』で傷を癒やして立ち直っていく少女ハン・ゴンジュを演じ、繊細な感情が際立つ熱演で、青龍映画賞 女優主演賞や百想芸術大賞 新人演技賞をはじめとする多くの映画賞を獲得。韓国映画界で最も注目を浴びる女優となった。毎作品、個性的なキャラクターに挑戦し、卓越した存在感と強烈な演技で観客を 魅了した彼女が、本作で事件の目撃者ムミョンを演じ、作品に緊張感を吹き込んでいる。「初めて会った時から他とは違う感じがした。その場で台本を読んだのだが、圧倒的に 際立っていた。他の俳優を考えることなく、ぜひ一緒にやりたいと強く思った」と、ナ・ホンジン監督も強い信頼を寄せるチョン・ウヒは、観客の脳裏に焼き付くキャラクター と演技で、輝く存在感を証明するだろう。
静かな美しい山村の暗闇に引きずり込まれそうだった。
それは自分の心の中の闇でもあって、天使と悪魔がそれぞれに
お前は何を信じるのか?そしてどう生きるのか?
と耳元で囁いてくる。ひゃー!恐ろしい。
小泉今日子 さん(俳優)
元気で自由な映画作りが羨ましい。
ナ・ホンジン監督のもとに集まったスタッフ、俳優たちが生き生きしている。
ユーモアあるバイオレンスに思わず笑ってしまう。我らが國村隼がよそ者役を好演!
役所広司さん(俳優)
前2作がこの映画のための助走だったのだと思うと身震いがする。
ナ・ホンジンがいよいよその爪を現し始めた弩級の衝撃。この映画ヤバいです。
白石和彌さん(「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」監督)
恐怖の幕の内弁当。
ほっこり始まったかと思えば急にかなりのグロテスクが襲ってくる、そのあと怒涛の恐怖が襲ってくる、
それが一個の映画なの!?ってくらい色々な恐怖が襲ってきて、もうパニックになる、
休む間も無く怖い、ホラー苦手な僕にはとんでもない時間でした…
そして、國村隼さんのあんな姿はここ以外では一生見られないだろうな…とも思います。
怖いの得意な方、どうぞ、僕はもうお腹いっぱいです…」
南海キャンディーズ・山里亮太さん(お笑い芸人)
夥しい血の赤に対比する美しい山の稜線と家屋の奥に潜む暗闇が、
自身に見え隠れする疑心の闇に交差し、いつしか過ぎる二時間半。
目を背けることを許さないナ・ホンジンのかくも恐ろしく奥深い映像美の中で
見事に調和する國村さんや俳優陣に、悪魔的な嫉妬を覚えさせられた。
豊原功補さん(俳優)
根気の塊のような映像の連続、頑固で強固な脚本、生活感も見せつつの圧倒的な残酷感。
祈祷のシーンは最高潮!
それにつけても國村隼さん、素敵で憎らしくて、羨ましかったです。
木村祐一さん(お笑い芸人)
この映画を上手く形容する言葉が見つからない。
だって善も悪も、天使も悪魔も、ナ・ホンジン監督の手の上で握り潰され、
開いた手の中を見せられているような映画だから。
中野量太さん(「湯を沸かすほどの熱い愛」監督)
観客に主導権を与えない絶対的な映画であり、答えも観る者それぞれが浸りながら辿り着く。
観終わってからが、この映画の始まりであり、楽しみなのかもしれない…
板尾創路さん(芸人)
「壮観だ」
――ハリウッド・リポーター
「サスペンスと血のりを効果的に使ったプロットは、156分の間中、ずっと観客を釘付けにするだろう」
――バラエティ
「ありとあらゆる恐怖の要素を絶妙に共存させるナ・ホンジンの力量は恐ろしく高い。観終わってから何日も、泣き声(Wailing)が頭から離れないだろう」
―――THE PLAYLIST
「アメリカ映画であればオスカー候補作にしか見られない製作水準。ナ・ホンジンは、ユーモアと恐怖と哲学を一挙に語れる非凡な監督手腕を持っている」
―――Vulture(ニューヨーク誌のオンラインサイト)
「まるでウィルスのように、じわじわと観客の防御に効いてくる」
―――Indiewire
「2時間半の長さがまるで数分のように感じられる。瞬きした瞬間にすべてを見逃してしまうかもしれない。ものすごく魅力的なエンターテイメントだ」
―――THE PLAYLIST(アメリカの映画サイト)
「もっとも目の肥えたホラーファンでも度肝を抜かれるかもしれない。こんなに新鮮で怖くてクレバーな映画を観たのは久しぶりだ」
―――ハリウッド・ニュース
「歴代の韓国映画の中でもトップの指に入る1本。時々、我々が思いこんでいる映画の限界を超え、今までなかったようなやり方で観客を驚かせる映画がある。 ナ・ホンジンの『哭声/コクソン』はまさにそんな1本だ。心臓をわしづかみにするこの傑作は、絶対に見逃してはならない映画体験だ」
―――TimeOut
「苛烈なストーリーテリングで名を馳せたナ・ホンジンがさらに進化し、韓国を牽引する現代映像作家としての位置づけを確固たるものにした。『哭声/コクソン』は ここ最近の韓国映画でも最優秀作品のひとつだ」
―――SCREENDAILY
「ナ・ホンジンがまたやってくれた。観客をじわじわと追い込み、そこから緊張を耐え難いレベルまで押し上げる。場内が明るくなった時に156分も経過したとは 信じられないだろう。息をするのを忘れずに!クラクラするような極上の出来栄えだ。
―――Twitch